HSP(繊細さん)とは?【特徴と対処法】
ストレス社会と呼ばれるほど、ストレスが多い現代では、仕事やプライベートにおいて様々な不安を抱えている人が多くいます。
最近ではHSPという言葉を耳にする機会が増え、芸能の世界でもyoutubeでHSPについて発信する方が増えています。
適応障害により芸能活動を休止するニュースもよく耳にすると思います。
本日は、「HSPとは何か」についてお話していきます。
- HSPとは?
Highly Sensitive Personの頭文字とったもので、
「視覚や聴覚などの感覚が敏感で、非常に感受性が豊かといった特徴を生得的に持っている人」のことを言います。
これは病気ではなく、生まれ持った気質で、
人口の15%~20%、つまり約5人に1人が該当すると言われています。
逆に言えば、人口の80%はHSPではないため、共感してもらうことが難しく、生きづらさを感じやすい性質です。
- あなたは当てはまる?
HSPにはDOES(ダズ)と呼ばれる4つの特性があり、
一つでも該当しない項目があれば、HSPではなく、内向的な性格であると言われています。
D(深く考えて処理する)
・深く考えてから行動に移すため、時間がかかる。
・相手の言葉の意味を深くとらえる
・浅はかな人が苦手
O(刺激に対して敏感)
・におい、光、大きな音に敏感で気になってしまう
・人混みが苦手
・人と会うと疲れる
・ちょっとしたことで傷つきやすい
・痛みに弱い
E(強い共感力)
・誰かが怒られていると、自分が怒られているように感じる
・映画や本の主人公に共感し、泣いてしまう
・人のしぐさや言動から、その人の機嫌がわかる
・動物の機嫌がわかる
S(感覚がとても繊細)
・冷蔵庫や時計の音など、小さな音でも気になる
・些細なにおいでも気分が悪くなる
・光が苦手で、薄暗いところが好き
・服がチクチクすると我慢できないほど気になる
・カフェインや添加物に敏感
以上、これら4つすべてに当てはまれば、HSPであると言われています。
HSPは相手の機嫌をうかがいながら、常にいろいろなことを考えて生活しているため、
毎日とても体力を消耗します。
・どうすればいいの?
周囲に相談しても、「気にしすぎだよ」、「まじめだね」、「メンタル弱い」
などと言われて、「私っておかしいのかな?」と自己嫌悪に陥ってしまうと思います。
私も友達や上司に相談しても、気にしすぎだよー(笑)と言われ、流されてしまいました。
HSPでない人には、理解してもらえないでしょう。
しかし、HSPは人にはない感受性、相手を思いやる気持ちなど、いいところがたくさんあります。仕事や日常で活かせる部分がとても多いです!
・HSPを正しく知る
心が弱いわけではありません。人一倍優しく、繊細なだけです。
けっして悪いことではなく、親からもらった大切な気質なので、繊細であることを受け入れ、そんな自分を楽しみましょう。
・自分に優しくする
自分の気持ちの正直に、つらいことから逃げるのも大切です。
「私なら大丈夫、よく頑張ってる」と励ましてあげてください。
・環境を変える
つらい環境で耐えるのではなく、自分に合った環境を見つけてください。
逃げを気にする必要はなく、自分が自分らしくいられる環境で頑張ればいいんです。
仕事がつらいなら転職サイトを見てみる、プライベートがつらいならいったんその場から離れてみる。
私は仕事を辞めました。今はいきいきと過ごしています(笑)
仕事を辞めても、心が健康であればいつでも立て直せます。
心の元気がないと、チャンスにすら気づけませんからね。
周りに期待して、理解してもらおうとするのではなく、
自分の気持ちに素直になり、いきいきできる環境を見つけることが大切です。